休暇シーズンがもう間もなく始まりますが、出先で便利なスマートフォンを使用しない方はいないでしょう。休暇をくつろいで楽しむことができるよう、スマートフォンをストレスなく使用するための重要なヒント10個をまとめました。
1.自国の条件でローミング設定しよう
2017年以降、EU規則では自国と同じ条件で外国のモバイルネットワークの使用が許可されています。これはアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーの他、28のEU諸国で適用されていますが、スイスとモナコでは適用されていません。ただし、料金発生に注意しなければならない例外いくつかあります。- ローミングを有効にすると、有料のネットワーク接続を利用してしまう可能があります。ネットワークを手動で選択することにより、有料ネットワークへの接続を防ぐことができます。
- 規則は自動的に個人の料金についてのみ適用されます。事業者の料金についてはその他の条件が適用される場合もあるため、事前に契約を確認しましょう!
- 海外領土、船、および衛星を利用した航空機の通信も対象外です。
2.無線LAN≠無線LAN
ホテルやカフェなど、公共の無線LANホットスポットを使用する時は、セキュリティに注意しましょう。暗号化された接続サービスのみを使用するか、VPNを使用すると安全です。3.泥棒にご注意
新機種で高性能のスマートフォンには人気があります。外国にいる間は、自分の端末に特に注意を払いましょう。外では安全な場所にしまい、目に見える場所(ズボンの後ろのポケットや開いたハンドバッグの中など)には入れたり置いたりしないようにしましょう。他人ががあなたの写真を撮影することを申し出てきた時にも、注意する必要があります。
4.招かれざる客に招待状を送らない
あなたは祝日のあいさつや休日の情報をSNSに投稿しますか?メッセージを閲覧できる範囲を制限しましょう。泥棒に遭う可能性を避けるために、招かれざる客に対して、自宅にいないことを具体的に知らせないようにしましょう。5.代替案を用意しておこう
スマートフォンには暗証番号や指紋認証などの盗難防止機能や、現在地機能を有効にしておきましょう(デバイスを探す、警告を鳴らす、データを削除するなど)。きちんと機能するかどうか、事前に試しておく必要もあります。ウェブサイトやアカウントデータなどの必要なデータは、緊急時にサポートしてくれる、信頼できる家族や知人に知らせておくことも有効です。6.オフラインにバックアップを取ろう
スマートフォンを紛失した場合でもアクセスできるよう、重要なアカウントデータ(Google、Apple ID、Dropboxなど)は、スマートフォン以外の安全な場所にも保管しておきましょう。7.データの安全化
旅行中に必要なファイルはキャプチャやスキャンでクラウドに保管し、スマートフォンで同期しておきましょう。これで少なくとも携帯電話やクラウドの中にバックアップコピーが常に保存されます。8.オフラインのナビ
現在Googleマップではオフラインのマップがデフォルトでサポートされています。目的地ビューを選択すると、そのマップ部分を直接携帯端末上で一時的に記憶することができます。つまり、データ通信が不可の場合にも、ナビ中にスマートフォンが常にサポートしてくれるということです。※オフラインのマップは日本ではサポートされていません。
9.緊急連絡先リストを作っておこう
スマートフォンでICE連絡先を設定しておきましょう。ICE(In case of emergency)とは「緊急事態」という意味です。携帯端末上に保管された該当の番号によって、緊急時の家族への連絡や、事故犠牲者の識別が容易になります。10.公共のコンピューター
休暇中に公共のコンピューターを使用しますか?Google、Facebook、Dropbox、eBayなどの重要なサービスには2段階認証を設定し、ログインを行うための追加のSMSを取得しましょう。この手順を踏むことで、パスワードや個人情報の盗難を防ぐことができます。可能であれば、信用できない端末上で、オンラインバンキングなどの特に機密性の高いサービスを使用することは避けましょう。予備のヒント
充電器は持っていますか?無線LANの次に重要なのはバッテリーの残量です。充電器用の旅行用アダプターと、予備の充電器やUSBケーブルも持っていきましょう。緊急時には、モバイルバッテリーも役に立ちます。
今回ご紹介したヒントを参考にすれば、楽しい休暇を過ごせるはず。スマートフォンをホテルの安全な場所に預け、たくさんの日差しやいつもと違う景色の中で休暇を楽しみましょう!